医者と結婚して後悔?

医師と結婚して後悔した理由

医者の平均年収は一般企業の平均年収の約2倍といわれていますし、医者と結婚することができたら世間的には玉の輿と言えるでしょう。

しかし、医者と結婚して後悔したという話は、よく聞かれます。

実際に医者と結婚した友人達から聞いた、医者と結婚して後悔した話をご紹介します。

勤務医は勤務地がコロコロ変わる

総合病院に勤めている医者は、若いうちはほぼ1年毎に勤務地が変わったりします。

共働きをしたくても、旦那に合わせて仕事に慣れた頃に辞めるなんて事もしばしばありますし、キャリアなんて積めません。

引っ越した先で友達もなかなか出来ず、寂しい思いをする事も。

中には、婚約中に彼の勤務地の病院が変わってしまい、結婚式の打ち合わせや衣装合わせを家族も友達もいない土地で、彼は超多忙な時期と重なり、ほぼ一人で行くハメになったという話も。

周りをみると幸せそうに衣装を合わせるカップルを見ていると、やはり一瞬でも後悔してしまいますよね。

忙しくて夫婦の時間が取れない

お医者様はサラリーマンや公務員と比べて夫婦の時間が中々取れないのが現実。

特に病院や診療所での通常診療時間外に勤務する当直医は大変です。

この当直という制度がお医者様の労働時間を伸ばしていて、夜間・休日問わずに病院で急患が出たら出勤しないと行けないことも。

例えばお花見に行っている最中に、駐車場で呼び出されたり、映画館にいる時の呼び出しで名シーンを見逃すなんて事もしばしばあります。

緊急オペなんかだと、そのまま帰れないことも。

病院によってはとても多忙で、週に3日は帰ってこないこともあります。

いつも「緊急が入った」と言われ、命がかかったことなので文句も言えず、悶々としながら日々過ごす事を想像してみてください。

羨ましいと思われる医者との結婚ですが、その実生活は寂しいシーンが連続する事も覚悟しないといけません。

家事育児の負担が大きい

医者は夜勤があるなどの不規則で忙しい仕事であり、学会や出張など様々なイベントがあるなど、家に帰れないことも多々あります。

そうなると、家事や育児は奥さんひとりでやらなくてはならず、そういった家庭内での負担はどうしても避けられません。

お嫁さんの実家に助けて貰ったりしながら、家族親族一丸となって子育てに奔走する医者の一家は少なくはありません。

また、結婚相手には専業主婦になって欲しいと望んでいるお医者様は、弁護士や経営者のような他のエリート層と比べて多いです。

この言葉の裏を返せば、お医者様は大変忙しいので子育てや家事まで手が回らないことを意味しています。

もし結婚相手に子育てや家事をしてほしいと望んでいらっしゃるのであれば、お医者様と結婚したら後悔してしまうかもしれません。

医師の妻としての立ち振る舞いが大変

医者は横の繋がりが強い職業です。

例えば、体調不良のため、病院で診察してもらった際に、「この症状に詳しい優秀な先生を知っているから」と他の病院の先生を紹介してもらう事はよくあります。

この例からもわかるように、勤務医・開業医を問わず、医者同士の繋がりは強く、医者同士のコネクションは非常に大切で、特に勤務医なら昇進にも関わってくるケースも多いです。

そうなると、夫の繋がりでお医者様の集まりに参加することになったり、お医者様の奥様が集まる婦人会にも出席しなければならないことが多くなります。

医局や病院でバーベキューや運動会などが開催されると家族も行かなくてはならないことがあり、そこで他の医者の家族とも接することになります。

医者の妻の婦人会で他の医者の家族との関係をきちんと良好にしなければ、夫である医者の医局や病院内の立場に影響してくることも考えられますので手を抜けません。

医者の妻として恥ずかしくない礼儀・作法・マナー・言葉遣いなど常に意識する必要があります。

更には、夫である医師は仕事漬けで帰ってこず、夫の実家の絡むことに妻が率先きってる(どころか彼には報告のみ)という事もよくあります。

このように、医者の妻になるということは医者の夫のスポークスマンのような役割を担う、ということなので、精神的な負担はかなり大きいです。

女性関係のトラブルが生じる可能性も

家にいる時間が少ない職業のため、医者は浮気をしやすい職業でもあります。

そもそも医者という立場からか女性からはモテます。

私もそうでしたが、よく見ると中の下の顔なのに、白衣の力で5割増しには見えます。

そこに看護師だけでなく、薬剤師、事務、ME,ありとあらゆる出会いがあります。

自分の得意フィールドで医者は戦っています。

既婚のお医者様であっても例外はなく、女性側から猛烈なアプローチをされることもしばしばあります。

中には、勤め先の病院・診療所にいる看護師と浮気をしてしまうケースも。

特に旦那が大学病院に勤めている場合は、若い看護師が比較的多く勤務しているため警戒が必要です。

女性関係のトラブルで離婚して結婚したことを後悔してしまう女性は多いようです。

旦那との関係を割り切れる方なら良いのですが、家族に対する忠誠心を求めるなら、あまりおすすめはしません。

勤務医は意外と収入が低い

実は、大学病院の勤務医は、一般的に思われているよりも収入は低いです。

大学病院からの収入だけだと、月収50万いくかいかないか?というのが現実。

大学病院からの収入は決まっているので、お金が足りないとなれば、収入源を増やすしかありません。

他の病院や老人ホーム、先輩医師の関連病院などで夜間の当直や、休日当直のバイトをしているケースも多いのです。

それも、土曜、日曜、夜間、早朝、確実なお休みはなし。

いつだって患者さんの具合が悪い、急変したとなれば、電話1本で呼び出されます。

おまけに、研究、学会発表の論文などの仕事もかかえています。

時給換算したらいくらになるの?という感じで、働いている時間の割に医者は高収入だとは決していえません。

そして、バイトをすると収入は確保できますが、家族との時間は減ります。

結婚しているのに、バラバラの生活になってしまい、夫婦の時間、子どもとの親子の時間がありません。

自宅で一緒に夕食をとるのは、1か月のうち数日のみで、家族団らんの時間が全然とれないので、このままでいいのかと不安に思い悩む人も多いのです。

収入以上に出費が多い

「月に50万もらえれば、十分お金持ちでしょ」という意見もあるかもしれません。

でも「医者はお金がある」とまわりから思われている上に、夫、本人のプライドもあり、収入に比べて出ていくお金が多いので、実はほぼ毎月赤字の場合も多いのです。

たとえば、後輩と食事にいったら、全額払ってくるのは当たり前。

医者の集まりで、ファミリーレストラン・ファーストフード店はありえませんので、良いお店での会食になるため、1回数万円の出費になります。

「うかい亭」「叙々苑」などの高級店での集まりも普通にあるので、お付き合いにかかる額は毎月数十万円に達する事も。

50万そこそこの収入で、そのうちかなりの割合のお金が、食事や飲み代の交際費に消えていきます。

食事以外でも、上司へのあいさつ、身に着けるもの、親戚関係の交際費もかさみます。

「ないなら出さなきゃいい」「節約すればいい」とも思うのですが、お付き合いも仕事のうちなので、ケチるわけにもいきません。

結婚した医者が後悔するパターンも

医者と結婚して後悔する妻の言い分は多く見られますが、中には医者側が後悔するパターンもしばしば聞かれます。

ここでは、そんな結婚に後悔する医者側の言い分もご紹介します。

お金目的の女性と結婚してしまった

  • お金目的
  • ステータス目的
  • 働きたくない=遊びたい目的

そんな目的で近寄ってきた女性と結婚してしまった男性医師は、結婚後に激しく後悔する事が多いようです。

そもそも、多忙でストレスフルな職業である医者は、家庭で安心して安らぎたいと考えて結婚に踏み切るわけですが、お金やステータス目的の女性は安らぎを与えてくれません。

お金やステータスろいう快楽求めて嫁に来たのに、「癒してくれ」ってされたら、「はっ? 何言ってんの?」という事になりますよ。

そこを見極められない女性慣れしていない医者も多いのですが、後悔が修復しないまま結婚している状態を続けている医者の家庭は意外と多いのです。

医者同士で結婚すると意見の衝突が絶えない事も

同じ職業であれば、同じ価値観を持って上手くいくように見えますが、結婚後に後悔した話がよく聞かれるのが医者同士の結婚です。

これは、医者の世界がまだまだ男性社会なのに起因しています。

一般的には、男性医師と結婚した場合、夫が多忙で主な稼ぎ手となり、妻が家庭を守るという古典的な家庭形態になりがちであり、家庭を守ることに幸せや喜びを感じられる女性でないと、妻が女医であっても、そうでなくても、男性医師との結婚生活を維持するのは難しいのが実情です。

「多忙で帰宅が遅い夫はそれだけ優秀な人材で、稼ぎも多いから良いのだ!」とか、「私は自分のキャリアは後回しにしたけど、家庭を優先することを自ら望んだのだ」という風に考えられないと、女性側に徐々に不満が溜まって喧嘩になります。

実際、男性も女性も医師としての仕事を継続しつつ、同士の結婚でうまくいっているカップルは、大抵女医の妻が、内助の功をしているタイプです。

バリキャリの女医は医者以外の男性と結婚した方が後悔しない?

結婚後も仕事をバリバリ継続したい女医さんにうまくマッチングする男性は、積極かつ自然に家事・育児に参画するような医者以外の男性が多いです。

保育園や幼稚園のお迎えができたり、平日でも在宅勤務や時短を導入して早く帰宅できるように仕事の調整を付けたりして、家事・育児を自ら好んでやるような男性の方が合うのでしょう。

なので、「医者の結婚相手は医者じゃないと理解できない」、とか「医者の相手は家事ができないと破綻するから、医者以外がうまくいく」という単純なものではありません。

医者の結婚生活は、医者と結婚したからといって必ず後悔するものではありませんし、医師と結婚したからと言ってバラ色の人生が待っているわけでもありません。

職業ではなく、それぞれの個性を顧みた上で、どのような組み合わせがベストマッチングとなるかを考えることが最も重要なのです。